『風吹く谷の守人』 すごいです。

『風吹く谷の守人』 天野純希 (あまの すみき) 著 : 集英社

あぁ、面白かった。

特に戦闘シーンの描写力、表現力のすごさにビックリです。

映画 『300<スリーハンドレッド>』 の戦闘シーンのように、時折スローモーションを交えた様な映像が頭に思い浮かびました。


天野さんの著作で読んだものはこれで2作目です。

この本を選んだのは、

最初に読んだ 『桃山ビート・トライブ』 の文章のテンポが良くてこの作者が気に入ったのと、

『戦国期。信長の越前侵攻 … 記憶をなくした少女が立ち上がる。大切な仲間を守るため …』 という amazon の内容説明に興味をそそられたからでした。

予想した以上に、構成もテンポも良かった。

読み進み、残りページが少なくなると、終わらないでぇ、もっと続きがあるといいのに … と、つい、思ってしまいました。

そして、ラストへ・・・・・そうきましたか。


もう一度読みたい。

いや、絶対もう一度読みます!!

そう思わせてくれる作品です。

2012年5月

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『誰かの情熱に情熱で応える』

『誰かの情熱に情熱で応える』

これは、三浦しをんさんの小説 『舟を編む』 の中の一節です。


玄武書房に勤める西岡は、主人公である辞書編集部の馬締光也 (まじめみつや) をはじめ、すべてをかけて辞書を作ろうとするひとたちを、渾身の力でサポートしようと心に決めますが、その時の思いを表現したものです。

そういう生き方、感じ方いいですね。

本は週に3冊程読むんですが、この一文はすごく印象に残りました。


『舟を編む』 は2012年本屋大賞を受賞しました。

何かの賞を受賞しても 『なんで?』 と疑問形の感想がつく本を見かけますが、この本はお勧めできます。

ちなみに同賞第2位の 『ジェノサイド』 (高野和明さん著)もすごく気に入っています。

2012年5月12日(火) 記

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この本いいなぁ 『地球が動いた日』

今日、紹介するのは

地球が動いた日』 です。 著者:岸川悦子


以前、町内会で防災に関する話題が出て、どうやって防災に対する関心を高めようか、あるいは、どうやって防災組織を作っていこうか、という話し合いになったことがあります。

いろいろな案が出ましたが、その中で、1995年に起きた 『阪神淡路大震災』 に関する本を紹介しては、という提案があったので、下調べにと、いくつか読んでみる事にしました。

この本はその中の一つです。

小学校中・高学年向けに書かれた本なので、わかり易く、どんどん読み進めることができます。


内容は、

1995年1月17日(火)未明、大地震が神戸を襲いました。

主人公、剛君の家も崩壊し、避難所で生活することになりました。

剛君は、そこで、周りの人たちの心づかいや親切に触れます …

多くの悲しみと苦しみを経験した子供たちが、明日を見つめ成長していく姿を描いた作品です。

1997年に映画化もされています。

この記事を書いていても、内容を思い出して涙が出そうになります。

すばらしい本だと思います。

2009年11月19日(木) 記


地球が動いた日 (新日本おはなしの本だな)   販売元:新日本出版社 (新日本おはなしの本だな)

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この本いいなぁ 『午前0時の忘れもの』

今日、紹介するのは

午前0時の忘れもの』 です。 著者:赤川次郎


もう、ずいぶん前になりますが、赤川次郎さんの作品は、一時期 “はまって”、半年くらいの間に200冊くらい集中して読んだことがあります。

今までで、一番読書量が多かった時期かもしれません。

なにしろ “読みやすい” “おもしろい” んです。


そんな中でこの 『午前0時の忘れもの』 は、特に印象に残っています。

大林宣彦監督の映画 『あした』 の原作でもあります。

内容は、バスの転落事故で湖の底に沈んでしまった死者たちが、家族や友人たちに別れを告げるために、午前0時のバスターミナルに戻ってくるというお話です。

悲しいけれど、心あたたまる作品です。 泣けました …

2009年11月17日(火) 記

午前0時の忘れもの (集英社文庫) 午前0時の忘れもの (集英社文庫)

著者:赤川 次郎
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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この本いいなぁ 『東周英雄伝』

実は、これまで読んだ本はそれほど多くはないんです。

でも、その中で “良かった” と感じたものを、ここで紹介できればと思います。

最初に紹介するのは 『東周英雄伝』 (1)~(3) です。 著者:鄭 問(チエン ウエン)

コミックではありますが、初めてこの本を書店で見たときは、その卓越した描写力に圧倒されました。
全て “筆” を使って描かれているのですが、その線、全てが躍動しています。

中国、春秋戦国時代(紀元前770年~紀元前221年)のお話で、秦の始皇帝、孔子、張儀など己の理想の為に意志を貫いた英雄達が登場します。

全三巻からなる短編集なので、どの巻から始めても、また、どの作品から読んでも大丈夫です。

ほんとうにお勧めできる 『本』 です。

       
東周英雄伝 (1) (講談社漫画文庫)   販売元:講談社(講談社漫画文庫)

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